記事: 5:14歳の春②

5:14歳の春②
そんな状況ですから、まさか自分達が掲載されるとは思って無かったのですが、当時の編集さんが面白いと思ってくれたのか、はたまた激務で疲れていらっしゃったのか、なんと掲載して頂いたのです。掲載後は徐々に周囲に知れ渡り、話したことの無い先輩や先生方からも声を掛けられ、友人には”服欲しいから選んで”とか、”これに何合わせたらいいの?”とか。初めてのショップスタッフのような経験が、とにかく楽しくて、嬉しくて、それが病みつきになってしまい天職だと勘違いを始めた。このどうしようもない、自己欲求の塊みたいな動機こそが、私がファッションの道を志すキッカケとなったのです。思えば、四半世紀以上続けることになるとは思っても見ませんでしたが。そんな、”14歳の春”のような新鮮な気持ちで、お客様をお迎えしたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。