OKOLO 2023/0223 GRAND OPEN

不易-流行 FUEKI-RYU KOU

""不易=ずっと変わらない" 事と、"流行=常に変わり続ける" 事は、俳句の世界では根本では一つの同義とされます。変化の激しい世の中で、両方の価値観を大切にしたいと考えています。

私達は、移り行く消費社会から適度に距離を置き、心が動いたもの、純粋に自分自身が身につけたいと思うもの、その一つ一つを丁寧に紹介する空間。作り手と使い手の間に立ち、目には見えない真実の言葉を届けられる場でありたいと願っています。

In the world of haiku, "immutability = never changing" and "fashion = always changing" are fundamentally synonymous. In a rapidly changing world, we want to cherish both values.

We set ourselves at a reasonable distance from the ever-changing consumer society, and create a space where we carefully introduce each and every one of the things that move us and the things that we genuinely want to acquire. We hope to be a place that stands between creators and users, and delivers invisible, true words.

RANDY 23SS

RANDY 23SS COLLECTION 

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OKOLO's view of the world

  • OKOLO

    新店舗の屋号を”OKOLO"と聞くと、大体周りの友人連中は、え、ココロ?と聞き返してきます。違いますよ、オコロです。滑舌は悪くない方だと思うのですが、確かにあまり聞き馴染みのない言葉だとは思います。OKOLOの由来の経緯に関しては、少し長くなるので、いつか綴りたいと思っています。店頭がゆっくりしている時か、居酒屋でばったり遭遇した時は全開でお話します。興味があればの話ですので、悪しからず。いつか街に馴染み、OKOLOのクマさんが定着したらいいなと思っています。

  • 母校の眼前

    OKOLOの位置する大手門には旧唐津街道が通っており、寺院などの歴史的な文化財も数多く残っています。また近隣には魅力的な飲食店が数多くあり、飲食大好きな私にとっては誘惑の多い街でもあります。そんな大手門に87年の歴史を誇る香蘭ファッションデザイン専門学校はあります。私も当時は、学生として通っており、この度ご縁が重なり母校の眼前のテナントと出会う事が出来ました。大手門散策の一つとしてOKOLOに訪れてくださると嬉しいです。街の観光案内所としての機能も身につけて行けるように、精進したいと思っています。

  • 14歳の春 part1

    人並みの思春期を迎えていた、14歳の春。私がファッションの道を志すキッカケになったある出来事があります。部活もそこそこに、当時ハマり出していたファッション雑誌を読み漁っては、友人達に知識を披露する、そんな日々を過ごしていたある時、雑誌のストリートスナップがやってくると聞きつけ、親不孝通りにある長浜公園に友人達と駆けつけました。当時は雑誌のスナップに掲載されるという事は、強烈なステータスであり、スナップ会場には長蛇の列が出来るほどでした。会場には、明らかに自分達よりお兄さんばかりで、当時憧れのヴィヴィアンやゴルチェを身に纏ったオーラぷんぷんの猛者達を見て意気消沈したのを覚えています。せっかく来たから、という事で記念受験的に撮影をして貰った後は、開き直って、スナップ会場に現れる猛者達を眺めては、友人と点数を付けたりしてました。part2へ続く。

  • 14歳の春 part2

    そんな状況ですから、まさか自分達が掲載されるとは思って無かったのですが、当時の編集さんが面白いと思ってくれたのか、はたまた激務で疲れていらっしゃったのか、なんと掲載して頂いたのです。掲載後は徐々に周囲に知れ渡り、話したことの無い先輩や先生方からも声を掛けられ、友人には”服欲しいから選んで”とか、”これに何合わせたらいいの?”とか。初めてのショップスタッフのような経験が、とにかく楽しくて、嬉しくて、それが病みつきになってしまい天職だと勘違いを始めた。このどうしようもない、自己欲求の塊みたいな動機こそが、私がファッションの道を志すキッカケとなったのです。思えば、四半世紀以上続けることになるとは思っても見ませんでしたが。そんな、”14歳の春”のような新鮮な気持ちで、お客様をお迎えしたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。